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オーバーホール / レベルワインドの組立

洗浄

レベルワインドのパーツは以下の通りです。
① Worm Shaft
② Line Guid Tube
③ Line Carriage
④ Pilot Guide
⑤ Line Carriage Nut
⑥ Locking Washer
 
はじめにメインフレームを洗浄します。スプールの回転によりラインに付着した汚れがメインフレームの内側にこびりついていますので、クリーナを十分に浸透させてブラッシングを繰り返します。メインフレームの写真では見えませんが、③ラインキャリアのU字型の先端をガイドする溝の中も忘れずにブラッシングします。
 
次にレベルワインドのパーツを洗浄します。①ウォームシャフトはクリーナをスプレー後に特に入念にギヤとカム溝の中をブラッシングします。②から⑤はブラシと綿棒を使って隅々まで洗浄します。③ラインキャリッジは穴の中はもちろんですが、ラインと接するU字の内側も綿棒で丁寧に洗浄します。⑥もブラッシングして洗浄終了。ティッシュで拭き取り後、細かい所を綿棒の細い先端を使って拭き取り、乾燥するまで少し待ちます。
 

潤滑と組立

綿棒にグリスを付けて①ウォームシャフト全体に塗ります。ギヤの歯の谷やカム溝の中、そしてギヤと反対側の先端にも満遍なく塗りますが、グリスが盛り上がるほどつけないように注意してください。余分なグリスは動作の抵抗になるばかりです。
 
グリスアップができたら②ラインガイドチューブに①を入れます。その状態でメインフレームの片側の穴を通し、③ラインキャリッジを通してからメインフレームのもう一端の穴にはめ込みます。②の長穴が下側を向くように回転方向を注意してください。
 
次に⑥ロッキングワッシャでメインフレームに固定します。写真上側のU字を先にピンにはめ込んでから下側のU字を入れます。⑥は少したわむことで板バネとして①ウォームシャフトを固定します。
 
さらに、綿棒を使って④にグリスを塗り、③ラインキャリッジに挿入した後、⑤ラインキャリッジナットをしっかりと締めます。④を挿入する時に先端が①ウォームシャフトのカム溝に入ったことを確認してから⑤を締めることを注意してください。
 
②ラインガイドチューブと③ラインキャリアの間にグリスを塗るべきか迷いますが、購入時に潤滑剤が塗られていなかったため、私はグリスを塗りません。
 
以上でレベルワインドの組立終了です。
 

レベルワインドのパーツ


メインフレームとレベルワインド

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