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書籍紹介

 

魚眼漫遊大雑記

発行所 新潮文庫
著者  野田知佑
発行日 1997年3月5日
定価  438円(税別)
サイズ 15×10.5 cm
ページ 270
ISBN  4−10−141002−X


[ mi○のショートレビュー ]

ヨーロッパ、アフリカなど竿を片手に世界を歩く痛快エッセイ。比較的初期の作品で、数々の野田作品の中でもやや色合いの異なる内容である。初版は1988年9月25日発行。あとがきの中で著者は、本書は自分としては不満が残る文章があるとのコメントを出しているが、むしろ未完成な時期の作品を読むのもまた楽しさがある。
 


[ 目次 ]

 

水の底から覗いてみた

 

第一章 魚の顔に描いてあったこと

釣り糸を足に結び付けて海に引きずりこまれた夜

ナバホ族のいびきが湖に響く

お尻半分で勘弁してもらえるサメに会いたい

トウガラシを食べて赤くなったタイ

天然記念物のような男が吼える酒場

振り向くとそこに巨大なアフリカ象がいた

ゲテモノに悲鳴をあげるカメラマン

十四人の給仕に射すくめられて味わう中世王侯の食事

マサイ族に槍をつきつけられて飲む牛の血とミルク

 

第ニ章 魚に数ほど人間がいた 

無駄使いさせないペンションの女主人

居酒屋で会った上品な乞食氏の厳しさ

ゴミを気軽に捨てられる国への望郷

可愛らしい女の子の自動販売機への一蹴り

魚をナマで食べている時に現れた少女

 

第三章 魚も驚いた世間ばなし 

石を投げれば必ず海賊にあたるという時代から

味については一言もふれずに日本料理をほめる法

隅田川のドブの中に沈んだ大和魂とA大精神

ネッシーに釣り糸を切られたついていない一日

顔をしゃくりあげうしろにひっくり返る挨拶

金を持っていても使い道がないという素敵なこと

走ることを最上の悦びとしている人達と

女性の足に見とれて事故を起こした駐在員

ワレナベのような女性とトジブタのような男

壁のヤモリに悲鳴をあげる人々

ドアを開けるとハダカの女の子が寝そべっていた

 

あとがき

 

     
 

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