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書籍紹介

 

竿忠の寝言<上/下2巻>

発行所 つり人ノベルズ
著者  中根音吉
発行日 上 1994年9月10日
     下 1994年10月10日
定価  各950円(税別)
サイズ 17×11 cm
ページ 上238  下218
ISBN  上 4−88536−224−5
     下 4−88536−225−3


[ mi○のショートレビュー ]

江戸和竿師の名人といわれた初代竿忠の人生と、彼の生き抜いた明治から昭和初期にかけての世の移り変わりを描く作品。また、和竿作りの技術と和竿に関するあらゆる知識が網羅されており、単なる小説としてではなく事典としても活用できる。
 


[上巻目次]

[下巻目次]

 はじまり  仙ちゃんの夢
 初代釣音  砂風呂奇談
 隣の絵師  吉原退去
 鵺退治  オヤ三ツ目の兄さん
 誕生  角さんのお客
 幼少時代  観音さまのお懸軸
 九歳で海老竿  念願叶う上方の旅
 厳格な母  ご利益は覿面
 寺小屋友達  快男児島村成充翁
 極楽往生  伊達の薄着
 しゃも亀  親孝行の売りもの
 貿易時代  お茶と煙草
 芥屋の株  平岡大尽
 士族の商法  ご神体の行方
 唐紅の騙り  黄金の煙管
 出入り止め  伊香保三人旅
 屁の味  失敬の天才
 犬の仇ッ屁  唾試合
 蛇口の名付け  高島屋贔屓
 つり音とつる音  子爵さまの鱚竿
 粗忽な火事見舞い  お客さまにお談義
 横浜の異人館  照る日も暗し
 アーレンス商会  竿師の系統大略
 瓦焼きの手伝い  泰地屋東作家の話
 町火消と別手組  東作流と斎藤流
 転々として  撓めの名人
 新聞配達  初代東作
 屋根からごろごろ  師の恩
 按摩の祈り  九代目と三代目
 伝来の撓木  軽簿のお世辞にあらず
 花川戸時代  さすがの名人も舌を巻く
 明治三名人  ご先祖さまのおかげ
 柘榴口の間違い  珍妙な踊り「がに迷う」
 寺の竹伐り  復興の魁
 朦朧車夫  行方不明
 狒々のボタン  旅館と羊羹
 奥山の見世物  国宝さん
 筍の食うな  平民的な貴族
 東屋の全盛  お浄め歩き
 神田の火事  嵯峨家のご慶事
 白魚の道行  お大刀拝見
 竿にいたずら  若さまがご弔問
 両国の四方  文福茶釜
 霊異不動尊のお礼  気分の良い釣り師
 三ツ目小僧の死  辞世の取り消し
 夜釣りの怪物  お見舞いの歌
 青春時代  過大なご讃辞
 腕白小僧  ごもっともさまな狂歌
 記念の実印  都々逸二ツ
 穢い風呂敷  天下一品 呑気の釣り竿
 明治初期の竿師  無二の親友
 利根の正夢  あやめ踊り
 腹切り屋敷  鎌倉園主
 竪川の一ツ提灯  義理堅い同志
 漆工法伝授  今は徒なり日本一の鱚竿
 忠吉の晴着  取引先の世話
 黒田伯と竿忠初対面  竿忠歓迎の夕
 毒か薬か目の薬  職人の真価
 本山正翁とぼろ竿  黒田の泣岩
 水に浮く煙管  曾孫出生
 きらずの寿司  役者が上手だ
 目力  神の泉か悪魔の泉か
 柳の仕返し  肩に肉あり
 番所の喧嘩  鱚釣りの賭
 生涯の恩人  瓢箪池の釣り
 盲人が万引きを知る  釣魚界の功労者
 もながしの松  鰹釣りの竿と釣り場の研究
 木倉の話  小遣い稼ぎ
 賞讃の詩  大雷のボラ竿
 竿忠の見た黒田清隆伯  河内山宗俊の釣り
 大臣と渋団扇  小便樽で獄門
 榎本武揚の煙草入れ  釣り通の出羽守
 西郷隆盛の書  芸界の名士と釣り
 総理大臣とお膝組  隼銀次
 最初の踊り  鯉塚の由来
 彦左衛門と清盛  淡竹の穂
 青木弥太郎と善キ  義侠
 竿の罰金  竿屋愚談
 ご利益の屁  神代の釣り
 予戒令違反  継ぎ竿の始まり
 天晴れ名判官  専門家
■ 侠骨石清  芋継ぎ
 国賓クロパトキン  印籠継ぎ
 竿師か釣り師か  本継ぎ
 釣狂時代の舟賃  こみ
 宮内省ご用  竿の尻栓
 お大名客  漆極め
 郡司大尉と竹林舎雨雀  親父が驚く
 裸の泥棒  戯れ仕事
 槍先の失敗  仕事泥棒
 仲人の儀式  昔の竿
 花火のうろ舟  拭き取り
 半纏が新内に化ける  手拭きの胴拭き
 賭博狂時代  竹の研究
 スワヤ手入れ  竿の火入れ
 二晩凉む  釣り竿の保存法
 奇竹の話  伐り出しの苦心
 だし杭下に髑髏累々  矢竹の適否
 桶常の慢心  戦いに備えて
 清水の定吉度肝を抜かれる  竹の開花
 石楠花の箸  鯒釣り
 鬼か仏か深野松五郎  棧取り釣り
 鬼の竿屋  信条と家訓
 性は善なり  家風と薫陶
 名物竿正宗の由来  精神修養の糧
 博覧会へ初出品  噫無情
 宝珠の玉  竿忠、釣り竿界における功績と特技の
 弥吉稲荷の由来    一端
 決死的憤慨  最後の面影
 巴里博出品の苦心  ご挨拶 中根音吉
 フランス招聘  
 天下独特の漆工法

付録 寝言以降  中根喜三郎

 叔父甥同賞  二代目仁三郎
 竿師の行者  記念碑のこと
 入会謝絶  銅像のこと
 木場の変徳  三代目音吉
 枝豆の祭り  空襲の夜
 江戸末期から明治中期の釣界の沿革  竿忠をつぐまで
 中川の釣りの話、その他  ノベルズの収録にあたって
 一般釣師の心得ていなければならぬ  
   気象のこと 序文集
 名物男へご助  柳原緑風
 謎の答え  石井市蔵
 手向けの句  不漁軒
 チョン兼の猫  藤原美徳
 元は住持の鰻割き  沢村芳太郎
 竿の値段  土師清二
 一等公民から蛸釣り  惜竿記 土師清二
 控えておれ  
 百日咳の呪い  
 ご利益競べ  
 アラ一文なし  
 お台場の釣り  
 喧嘩が名物  
 紙帳の内と外  
 奇人針徳  
 観音様の由来  
 神さまのお声  
 

     
 

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