作者別リストはこちら

     

書籍紹介

釣魚をめぐる博物誌

発行所 角川書店
著者  長辻象平
発行日 2003年6月10日
定価  1600円(税別)
サイズ 19×13 cm
ページ 251
ISBN  4-04-703353-7


[ mi○のショートレビュー ]

釣魚に関する雑学に興味がある人は、是非一度本書に目を通していただきたい。歴史や文化から生態、怪異談など広範囲にわたって述べられている。もちろん鯉に関する話も数篇盛り込まれている。一篇一篇が簡潔にまとめられているので、読み物というよりも事典的な見方ができる。興味あるところから読みたい本である。
 


[ 目次 ]

第一章 海魚篇

北斎の名作と初ガツオ

釣りと相撲のサバ折り

鯛を半分釣った太公望

神代のマダイ釣り

黒潮香るタイのビシマ釣り

平家の繁栄と大スズキ

しまむろに茶を申すこそ時雨かな

ブリで命と領国を捨てた大名

旗本も熱中した江戸のキス釣り

最も人気のあったアオギス釣り

内匠頭は鮒侍、赤穂浪士は鰯侍

海を赤く染めるマイワシの群れ

イワシを愛した紫式部

フグのアタリは死の手応え

芭蕉が食べたフグ汁のレシピ

ハゼのジュズコ釣り

海面に油を流してカレイ突き

タチウオは太刀魚の立ち泳ぎ

タラ釣りは冬の海の風物詩

マグロを釣った江戸の釣り人

クジラのひげで釣る魚

「春告魚」のメバル釣り

紅さす清楚な乙女のよう

イカがカラスを捕っていた?

 

 

第二章 川魚篇

 

土方歳三とアユ釣り

シーボルトとAYU

落ちアユと土方歳三の最期

里見八犬伝のコイ釣り秘話

コイの鱗の数と登龍門

焼いたコイは切腹料理

宮本武蔵のナマズ鐔

琵琶湖・竹生島の大ナマズ

ウナギを愛でた幕末の志士

江戸とロンドンのウナギ釣り

寒タナゴ釣りと遊びの精神

若い女性の黒髪でタナゴ釣り

フナは忠臣蔵でも損な役

若殿を夢中にさせたウグイ釣り

戦国の荒武者と川スズキ

虚無僧のバス釣り事始め

 

 

第三章 脇役たち

 

アイナメとお滝さんの悲恋

坊ちゃんが釣ったゴルキ

砂のふとんで夢見るキュウセン

おこぜ姫とオオカミの恋物語

大名を慕ったハタハタの伝説

ボラの帆かけ釣り

サッパとコノシロのサビキ釣り

嫌われ者のネズッポが汚名返上

泉鏡花も作品にした怪魚イシナギ

謎の藻魚やアブラコキ

外道のウツボは海の珍味

紀貫之もエビでタイを釣る?

梅雨の季節の手長釣り

 

 

 

第四章 怪異譚

 

四谷怪談のナマズ釣り

牡丹灯籠、萩原新三郎の釣り

釣りで殺された小幡小平次

穴釣りとウナギの怪異

将軍の紫鯉と夢応の鯉魚

江戸のキス釣りと怪談話

紀州の磯で釣り人怪死

夜釣りで人魂を見た平戸藩士

各地に残る「大ダコ怪談」

水中のクモが人を釣る怪異譚

釣り人を驚かせた水辺の「牛鬼」

四万十川の怪魚アカメ

釣り人を脅かした海の怪音

寺田寅彦とドラキュラの湖

渓流の女王のヤマメ釣り

ガマの背で糸を垂れた江戸の釣り人

 

 

第五章 古今東西

 

「目からウロコ」と聖書の魚

タコの笑い話と旧約聖書

ミミズを愛したクレオパトラ

尼僧が書いた英国初の釣り本

英国の尼僧と江戸の旗本

東西の釣り古典と道具考

古書にみる英国と江戸の錘

浮子の素材にみる和英鯉釣り事情

「釣ばか」古今東西考

日本の釣り竿を愛したシャリアピン

貿易商グラバーのニジマス釣り

サガンの”お魚よこんにちは”

「老人と海」の巨大カジキ

フグ毒で「007危機一発」

古代ローマのウナギの蒲焼

ニンジンで釣る南極の魚

 

 

第六章 こぼれ話

 

小野小町と「野ざらし」の釣り

御所の女官が魚を呼ぶと

呑舟の「うお」と「さかな」

魚釣りで生還した土佐の長平

ジョン万次郎と魚釣り

島流しで大物釣りに開眼

江戸の風邪予防は「釣船清次」

魚を釣ったからくり人形

伊東の出湯に暮らした魚

 

 

 


     
 

作者別リストはこちら

Copyright (C) MCF Japan. All Rights Reserved