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暮らしと自然
週末は森に棲んで 荒川じんぺい

かつて都心に事務所を構えた仕事中毒の著者が、ある日から原因不明の吐き気に襲われる。子供たちとキャンプに行ってくると吐き気が治まっているのに気付き、以来野外生活がエスカレートしていく。978-4062637220

ドナウ河紀行 東欧・中欧の歴史と文化 加藤雅彦

ドイツを源流とし約2900kmを流れ黒海に注ぐドナウ河。その両岸には中欧、東欧の国々が広がっている。ドナウ世界の国々の民族、宗教、歴 史、文化などさまざまな角度から案内する。978-4004301899

川の名前 川端裕人

小学五年生の三人組が、夏休みに地元の池や川で数々の発見をし、冒険をする小説。いつのまにか池に住み着いて子育てをするペンギンをそっと観察し、そして世間の目に晒されないように守ろうと知恵をめぐらす主人公の三人。978-4150308537

四万十川(第1~5部) 笹山久三

四万十川の大自然の中、貧しくも温かな家族に見守られて育つ少年篤義の成長を綴る。高校を卒業し、大自然に抱かれたこころ豊かな暮らしと、大いなる川との別れ。 映画化、テレビドラマ化されあまりに有名な作品。978-4309402956

続 岳物語 椎名誠

父子で共通の遊びをし、共に過ごす時間を通して子供の成長を肌で感じるすばらしさ。前作品の「岳物語」と通読することで、著者のメッセージがより一層心に響いてくる。父親ならば一度は目を通して貰いたい。978-4087495072

岳物語 椎名誠

著者の長男「岳」。保育園から小学校高学年までの成長過程を、父の視点から描いた物語。勉強はあまり得意ではないが体力があり、めっぽう喧嘩が強い岳。野田知佑から釣りやカヌーを教わり、さらにひとまわり成長成長する。978-4087494907

知床に生きる 立松和平

著者が約二十年通い、見て感じた知床のありのままの自然を、一人の漁師にスポットを当てながら書き下ろした作品。シカ、ヒグマ、サケ、森、流氷。人間を含めた生態系を懐に抱く知床の真の姿を本書を通して垣間見て欲しい。978-4106101441

最後の清流 四万十川を行く 著者:立松和平 写真:大塚高雄

豊饒の川、四万十川の自然と川の漁法などを豊富な写真と文章で語る。表紙は夕暮れの中、川面をすべるように家路に急ぐ川漁師。川とそこの生き物たちの生命、自然の恵みを受けて暮らす人々の生活を描き出している。978-4061980365

恩寵の谷 立松和平

時は明治、日本一の銅山として名を轟かせた足尾。だが次第に鉱毒は山肌から川を下り流域を汚染し、そして坑夫の肺は粉塵に犯されて行く。立松和平さんの曽祖父をモデルに坑夫の人生と足尾の歴史を描く、読み応え十分な作品。978-4103336068

毒 風聞 田中正造 立松和平

日本で最初の公害事件、足尾銅山鉱毒事件。必死で土地を守ろうとする谷中村農民。最後まで戦い続けた田中正造の生きざまを描いた長編小説。今の渡良瀬川と遊水池の穏やかな風景の背後には、こうした壮絶な歴史が隠されている。978-4487754328

一滴の水から 立松和平

日本列島(ヤポネシア)を旅し、周りの風景に次第に希望を失いつつも本来の美しさを求め続ける。琵琶湖の水質悪化について語られている。「どんな大きな湖でも、一滴ずつの水でできていることには変わりはない。」978-4906664023

水の旅 川の漁 著者:立松和平 写真:大塚高雄

今消えかかろうとしている淡水魚の伝統漁法を記録するため、筆者が写真家の大塚高雄とともに、数年間にわたり全国の川を旅して収録した一冊。淡水漁法の事典として希少価値がある。978-4418935093

四万十川がたり 語り:野村春松 聞き書き:蟹江節子

1915年生まれで四万十川のほとりで暮らす野村春松の語りを収録。「四万十川の生き字引」が川の暮らし、山の話、川漁、川を訪れる旅人について語る。もっとも深く心に残る言葉は、本書の最後の言葉である。978-4635310093

八丈島より愛を込めて パパ大津留

「ソルトワールド」誌に連載したエッセイから24作品を掲載。著者はプロミュージシャンを経て八丈島でアングラーズリゾートを経営。団塊の世代を象徴するようなアクティブな人生を背景に、海・魚・音楽への想いを綴った一冊。978-4777907342

渡良瀬川の水運 広瀬武

河川浄化運動を推進する著者が、渡良瀬川の水運の歴史を克明に記録した一冊。平安時代に開始したとされる渡良瀬水運は、明治に入って鉄道が開通するまでの長きに渡って発展し続けた。時代ごとの詳細なデータはきわめて貴重。978-4938640668

江戸前の素顔 藤井克彦

昭和30年代以前の江戸前の生き生きとした素顔を甦らせる一冊。江戸前の食・漁・釣りなどについて、当時の写真も織り交ぜて語る。本書を読んでいると、今とは比べ物にならないほど東京都内湾の生命力を感じる。978-4885365140

湖辺の風土と人間 - 霞ヶ浦 松浦茂樹、石崎和正、矢倉弘史

普段私たちの釣り場である霞ヶ浦について色々な角度で解説され、より一層理解を深めることができる。目次から受ける印象としては硬い内容であるが、実際は学術書ではなく私達一般人にも理解しやすく解説された本である。978-4881696620

川に親しむ 松浦秀俊

高知県庁職員で水産技術関係の仕事に従事する著者が、子供から大人までだれでもわかりやすく川遊びについて綴る。子供たちを川から遠ざける現代社会。そんな時代にあえて川遊びの楽しさを語りかける。978-4005003532

慟哭の余笹川 松本富生

1998年8月28日、栃木県北部の黒磯、那須地域を襲った記録的な集中豪雨により濁流と化した余笹川。その濁流に飲み込まれたひとりの詩人を思い書き綴った作品。栃木県に住む私は、当時のことが生々しく蘇る。978-4882860976

日本川紀行 流域の人と自然 向一陽

五つの川を取り上げ、源流から河口までを辿りながら流域の人の暮らしと自然を語る。今なお、自然と深く関わって暮らす人々の姿がある。厳しい現実も隠すことなく描き、流域の素顔をそのまま伝える。978-4121016980

ふるさとって何ですか 矢口高雄

著者がふるさと秋田県の増田東小学校の子供たちを訪問し、課外授業をしたようすを収録。これはNHK総合テレビでも放映された。私が秋田県増田町の「まんが美術館」に行って購入した、著者直筆サイン入り。978-4877582555

釣れづれの四季 矢口高雄

日本の四季を絵と詩で描く。四季の植物の正確な描写と、遠い記憶の彼方にある田舎の自然の風景。澄んだ川の流れと、生き生きとした渓流の魚。著者のふるさと秋田県増田町の「まんが美術館」にて購入した著者直筆サイン入り。978-4582764604

ボクの学校は山と川 矢口高雄

著者のふるさとは秋田県平鹿郡増田町。山と川が遊び場であり、その中から人生の基礎を学んだ。現代の学校教育では学べないものがそこにある。「釣りキチ三平」ほか数々の作品は、こうしたふるさとの体験に根ざしている。978-4560040096

ボクの先生は山と川 矢口高雄

「ボクの学校は山と川」に続く第二弾エッセイ。第一弾に負けず劣らずのすばらしい内容である。もはや子供のころのふるさとの思い出にとどまらず、秋田県増田町の当時の暮らしと文化の貴重な記録資料ともなり得る。978-4560040133

自然のポケットから 山本賢司

著者はフリーのイラストレーターで、アウトドア派である。本書は日本各地で出会った動物、植物などの自然や人々について描き、いたるところにイラストが盛り込まれたエッセイ集である。978-4094111613

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