2002年4月30日〜5月2日 GW釣行記 mi○

 4月30日7時40分、車を走らせる。今回目指すは北浦。昨年の秋はメーター級連発のポイントだったが、果たしてこの時期はどんなもんだろう? 私にとってはじめてのポイントだが、ポイントに詳しいY岸さんと一緒なのが心強い。

 宇都宮からおよそ110キロのドライブ。普段なら遠く感じる距離だが、水郷に向かうとなると全く苦にならないのが不思議だ。途中でY岸さんから連絡が入る。10時に現地到着のつもりでいたが、お互い少し遅れそうである。時間にルーズになれるのもまた善し。

 目的地よりだいぶ手前から湖岸線に出てみる。ゴールデンウィーク中だというのに、この辺一帯に鯉師が見当たらない。目的地の突端にY岸さんのホーミーが見える。あまりのがら空き状態に少し拍子抜けした感じがする。

 挨拶もそこそこに、二人とも竿出し開始。湖に向かって左にY岸さん、右に私が入る。Y岸さんのすぐ左には杭が沢山入っている。昨年107cmの出たポイントだとY岸さんが教えてくれた。最近わかってきたことだが、一般に鯉師はポイント選びの際に好きな障害物に寄って行く習性があるらしい。ひでさんならカーブ、秋田さんなら水門、Y岸さんは杭。

 お昼前に餌打ち終了。午後4時30分、待望のアタリが私のダンゴに来た。引きが弱い。ニゴイか? タモを使わず上げようとしたが、Y岸さんが竿を痛めるとイケナイとのことで、すくってくれた。「一応ヒゲがあるよー」とY岸さん。釣るのが申し訳ないくらいの37cmだった。この後アタリもなく夜を迎える。Y岸さんの愛車に押しかけ、あったかいおでんをご馳走になりながらプロ野球を観戦させてもらった。自宅では子供と家内にチャンネルを占領されてしまう毎日。ここに来るとこんな楽しみもあることを再発見。プロ野球も終わり、自分の車に戻って就寝。夜はアタリもなく、朝を迎える。Y岸さんもアタリはなかったそうだ。

 1日午前9時ころ、センサーON。またしても吸込みにヒットしたが、50cmくらいの小鯉。
いやな予感がしつつ昼食の時間になった。Y岸さんに受信機をわたしてコンビニに弁当を買いに行く。ポイントに戻る途中、宇都宮の釣友馬場さんから「どうだい?釣れてる?」と電話。「ぜーんぜんダメ」「あ、そう・・・じゃ、頑張って!」「はい、どーもー」

 ポイントに戻り受信機を受け取ったあと、Y岸さんはお昼寝タイム。弁当を食べ終わったあと車でくつろいでいると、いつもより早めに昼寝から目覚めたY岸さん。「コンビニに行ってくるから受信機宜しく!」1時30分頃、車で休憩中にY岸さんの受信機が!6番竿のリールから少し糸が出ている。通り掛かりのオジサンも見に来る。一瞬迷ったが、あまり大きそうな引きでもないので竿を持って合わせてみる。あれっ、5、60くらいの手応え。左手に竿を持って山岸さんに電話。「当ってますよー。あまり手応えありませんけど、どうしますー?」「ここから戻っても時間かかるから、上げといてくださーい」「わかりましたーっ」電話の後、リールをまき始める。「アブのリールもなかなかいい感触だな…」などと思う余裕もあったりしながら、次第に鯉を浮かせる。簡単に手前に寄せたころ、オジサンがタモをもって下りてきた。最後に浮かせて口を水面から出そうとした時、初めて手応えらしきものを感じた。浮いてきた鯉の頭を見ると「でかい!」思わず、さっきの電話でウソを伝えてしまったことが脳裏をよぎる。ここまできたらもう上げるしかない。オジサンにすくってもらってタモをうけとり、水から鯉を片手で上げようとしたとき、かなりの重量を感じる。「な、なんだこの重さは…」上がった鯉を見ると、あの北浦特有のデブゴイ!大きさは90cmはありそう。とりあえず自分のライブバックに鯉をいれ、後の水路に繋いでY岸さんの帰りをまった。

 

 Y岸さんが到着後、二人で検量した結果は91cmの15キロ。「これはしょうがないよ・・・」とY岸さん。でもなんかすっきりしない・・・
気をとりなおしてタニシを打ち直し、再びアタリを待つ。3時頃、Y岸さんにアタリ。さっきの隣の竿がギー。飼育しているウナギのエサの小魚をとっていたY岸さん、急いで駆け寄り今度は自分で竿を持つ。なかなかの重量のようだ。タモを持って私も見守る。時折激しく糸を引き出しつつ、左右に逃げ回る鯉を見事な竿さばきで引き寄せるY岸さん。浮いてきた鯉はさっきとは負けず劣らずの立派な鯉。無事にとりこんで検量したところ、90.5センチ。90台の連発だ。こんな時は、次にもっとでかいのが来る可能性がある。一瞬、メーターの期待が。
その後夕方2本、私のダンゴに小ゴイがかかり、いずれもY岸さんいやな顔もせずにすくってくれた。一方のY岸さんのほうは、アタリはパッタリとまっている。

 

 今日もY岸さんの愛車で一緒に夕食をとらせてもらう。味付けタコをわさび醤油で食べると、普段の数倍美味しく感じられるのはなぜだろう?電子レンジで暖めたイカリングも絶品。
その他、太巻き、カイワレ・ハムサラダ、おでんなどなど、とても釣りに来ているとは思えない豪華メニュー。すっかりお腹も膨れ、今日は早めに自分の車に戻る。1時間くらいウトウトしただろうか、車の窓をコツコツと叩く音。いそいでドアをあけると、「今また釣れましたよー」とY岸さん。駆け寄ると、これもまたでかい。さっきの2本よりでかい!!検量の結果95cm。Y岸さんの自己新には届かなかったものの、立派なモンスターだ。
本日の3連発で少し興奮のためか、眠気が吹き飛んでしまった。車の外でコーヒーを沸かし、しばらく湖面を眺めて時間を過ごし、その後車にもぐりこんだ。シュラフのなかで足元が次第に温かさを帯び、再び深い眠りに入る。

 

 その夜もセンサーは鳴ることなく最終日の朝を迎えた。昼までに2本、私のダンゴにヒットしたが、またまた小ゴイである。

 昼寝から起きたY岸さんは竿をしまって2時45分頃帰宅。途中でタニシをとりながら帰るとのこと。一方私は4時まで粘っては見たものの、一向にあたりはなくあきらめて納竿。
帰路についてふと気がつくと、妙に顔がぴりぴりしている。そういえば、春の紫外線は以外に強いらしい。心地よい疲れを感じながら宇都宮をめざした。 (終)


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