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2004年9月3日〜5日 痔鳥オヤジさんの巨鯉釣り教室 mi○ 「前回はこっちのポイントに来てもらったので、今回は痔鳥オヤジさんの好きな場所で釣りましょうよ!」と連絡したところ、「それじゃ、霞ヶ浦で!」ということで、今回は私にとって今シーズン初の霞ヶ浦釣行となった。痔鳥オヤジさんの庭のような場所だけあって、事前に詳細なポイント解説をメールしてくださった。お勧めポイント7箇所に優先順位がついている。解説を頼りに3日金曜の夜現地に到着。付近には鯉師はまるで入っていない。もちろん一番のお勧めポイントに入るが、痔鳥オヤジさんは深夜まで仕事とのことで、明日の昼の到着である。9月に入り、ついこの間までの暑さがウソのように過ごしやすくなり、急激に秋の気配が漂うようになってきた。虫の鳴く声を聞きながら竿をセッティングする。鯉のハネが随所にあって、期待が高まる。今回のエサはタニシとボイリーである。シルヴァンさん直伝のボイリーがはたして霞ヶ浦で通用するか興味深い。特に霞ヶ浦はアメリカナマズが 数多く生息しているため、吸込みでは確実に鯉よりもナマズの方がよく釣れてくる。ナマズの猛攻をかわすことができるかどうかが第一の関門といえる。 深夜0時過ぎ、アタリを祈りながらベッドに横になる。虫もほとんど飛んでいないため、車の窓を少し開けてウトウトとする。暑くも寒くもない、実に心地よい気温である。次第に深い眠りに入る・・・。 ピピピピピ・・・! センサーの音に飛び起きる。時間は午前3時過ぎ。アタリはタニシエサの竿である。急いで車から降り、タモを持って竿に駆け寄る。リールのスプールを押さえて大きくアワセるが、手応えがあまりない。あまり抵抗することもなく素直に寄ってきた鯉は40センチ台のかわいい鯉であった。すかさずハリをはずしてそっとリリース。大きくなるんだぞ・・・。再びベッドでウトウトし意識が遠くなったかと思うと、またもやセンサーON。あまり時間が経っていないかと思ったが、時計を見ると4時半。今度もタニシの竿のセンサーが入っている。今度こそ手応えがありますようにという願いもむなしく、またまたあまり抵抗することもなく素直に寄ってきた鯉は、50センチくらいの緋鯉であった。最近はタニシにも随分と小さな鯉が喰ってくるようになったものだ。空が次第に明るんできた。もうすぐ夜明けである。ラジオをつけると、久々に聞く演歌番組。そういえば学生のころはよく深夜から明け方までラジオを聴いてたなぁ。 しばらくして少し眠気が襲ってきたのでもう一度寝ることにする。外は完全に明るくなっているため、タオルをアイマスク代わりに乗せて熟睡。・・・と、またまたセンサーON!今度はボイリーの竿にヒット。時間は7時。穂先を見ると、明らかに鯉の引きである。ナマズでないことに一安心。竿を手にして慎重に寄せると、あがってきた鯉は60センチ程度であった。サイズはともかく、まずはボイリー初の釣果がとても嬉しい。ハリをはずしてすぐにリリースするやいなや、今度はタニシの竿にヒット!今度こそはという願いもまたまたむなしく、40センチ台のかわいい鯉がこんにちは・・・ ここには小鯉しかいないの?いやいやそんなはずはない。痔鳥オヤジさんのおすすめポイントである。きっとそのうちガッツーンと来るはず。 昨夜は気がつかなかったが、少し離れたところに希少価値となってしまったアサザが美しく花を咲かせている。実際に花が咲いているのを見るのはこれがはじめてである。こうした植物は特にみんなで大切に育てていきたいものである。 午前中はこのアタリを最後にパッタリと止まってしまった。軽い朝食をとって近くを散歩したり、本を読んだり気ままに時間を過ごす。昼前に痔鳥オヤジさんにメールを入れると、もう出発しているとのこと。お昼頃には到着のようである。 昨年の秋、霞ヶ浦はKHVに襲われ、養鯉業者は大変な打撃を受けたのはあまりに有名である。今シーズンの鯉釣りにも少なからず影響が出るものと想像していたが、釣れた鯉は今のところすべて健康な魚体でホッとする。さらに霞ヶ浦では一部で試験的に鯉の養殖を再開したとのニュースもあり、徐々に本来の状態に戻りつつあるのは実に喜ばしい限りである。 昼頃、痔鳥オヤジさんが到着し、やや離れた舟周りに竿を出す。ここも数々の実績がある一級ポイント。手際よく竿をセッティングし終わった痔鳥オヤジさんは、私にワンポイントアドバイスをくれる。それは私が竿を出している少し横の3本杭のすぐ向こうにエサを打ち込むと、確実に喰ってくるはずとのこと。しかもサイズは90センチレベルが来るそうである。言われるがままに一番遠い竿をそこに移動し、コマセタニシを集中的に撒く。これで本当に釣れたら、でき過ぎた話であるが・・・
夕方、少し雨がパラついて来た。あれこれと歓談していた私と痔鳥オヤジさんは、それぞれの車に避難した。予報では今夜から雨もようとのことである。車内で簡単に夕食を済ませくつろぐ頃には雨が本格的に降り始めてきた。時間は7時。不意をつくように受信機がボイリーへのヒットを知らせる。雨の中、Tシャツ姿で飛び出してひとりでタモ入れする。まあまあの大きさだが、いかんせん雨が強くなってきたので写真撮影用にライブバックに入れて水に沈め、急いで車に避難する。もう既に全身ずぶ濡れ状態のため、洋服を全部着替えて痔鳥オヤジさんに携帯で釣果報告。雨はいよいよ強くなるため、明日の朝の写真撮影をお願いし休息する。 |
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| アサザの黄色い花が美しい | ボイリーに来た82cm |
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5日、日曜日の朝を迎える。幸い雨もおさまり 朝のエサ換えを済ませて、昨夜の鯉の撮影をしてもらうことにした。サイズは82センチながら、ボイリーが霞ヶ浦でも通用することの証明には十分なサイズであろう。サイズ以上の喜びがこみ上げてくる。鯉を持って記念撮影、カシャ!その時、センサーON!今度はタニシにヒット。大きく合わせると一瞬いやな手応え。シマッタ、掛かりに入ってしまった。強引にあおったところで無駄だと思い、ピトンに竿を置いてそっとようすを見る。かすかに穂先がピクピク動く。スプールをフリーにして手でラインを引張りだしてやると、出した分のラインがピンと張られる。何度かこれを繰り返しているうち、ついにドラグがジーッ!掛かりから抜けて戦闘開始。慎重に寄せて痔鳥オヤジさんにタモ入れしていただく。細身だがそこそこいいサイズのようである。すぐに計測したところ、90センチジャスト。ここまでボイリーにお株を奪われていたタニシが、ついに本領を発揮した。「小鯉が来ても我慢して釣っているうちに必ず大型が混じる」と昨日から言っていた痔鳥オヤジさんの言葉通りになった。さすがに自分の庭と称するポイントである。
さらに驚いたことには、この後の10時半、昨日痔鳥オヤジさんが必ず喰ってくると言った3本杭に打ち込んだ竿にヒット!離れた所から必死でダッシュする間、ドラグは鳴りっ放し。ラインを70、80メートルくらい引き出されただろうか、途中で何度か引き込まれつつ寄せた鯉は88センチ。ポイントのみならず、釣れる鯉のサイズまで言い当てた痔鳥オヤジさんには本当に脱帽である。 |
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タニシの本領発揮 90cm |
痔鳥オヤジさんお勧めのポイントでヒット 88cm |
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(終) (注)ボイリーの作り方、ヘアリグ(ボイリー用仕掛け)、ボイリー釣法などにつきましては、まだまだ試行錯誤の段階ではありますが、できるだけ早い時期にHow-toのコーナーにて紹介する予定です。どうぞお楽しみに! |
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