2005年11月4日〜6日 ウキを見つめて 煮込みマッチョ


mi○さんと約束したとおりウキ釣りをやるために北浦へ。だがタニシを使用してのブッコミ釣りもやることは暗黙の了解である。今シーズンの北浦は実は三回目である。はっきり言ってこれほどウキ釣りが面白いと思わせてくれたのは北浦が初めてである。たぶん今年中にもう二回くらいは行ってもいいと思っている。

夜11時過ぎに申し合わせたポイントに到着。40分ほど前に到着したmi○さんはもうほとんど竿を出し終えこれから投入という体勢だった。今回の釣行がmi○さんにとって今シーズン最後の水郷方面ということで気合が入っている様子。私もウキ釣りメインとはいえ北浦ではまだブッコミでの釣果がないので密かに期待はしている。

天気は晴れ。少し霧が出ている。気温は12〜13℃だが風がほとんどないので寒さはあまり感じない。

mi○さんから状況を教えていただき100mほど離れた水門前に入る。先月延べ竿で数釣りを楽しんだポイントで、きっとブッコミでもいいはずだと思い目をつけておいた。mi○さんによれば、ここはかつては実績があったとのことだが、今年はここよりもドック寄りで実績が多いとのことで、私とmi○さんの間には二組入っている。さすがに週末の北浦は混んでいてここぞと思われるポイントにはことごとく釣り人がいる。だがこの水門前はなぜかみんな避けるようにしているのが少し気になった。とはいえ今回はウキ釣りがメインなので早く準備してしまおう。

日付が変わって1時半頃に投入、コマセを撒き終わった。mi○さんは仕事の疲れもあり先に仮眠に入った。私はとにかくウキ釣りがやりたかったので、ヘラウキにケミホタルを装着し実釣開始。

延べ竿での本格的な夜釣りは初めてだ。しかも真夜中である。初めの30分くらいは全くアタリがなかったが、やがてアタリが出始め最初の消し込みが。すかさず合わせる。乗った!ギューンと糸鳴りがして重さを感じる。と思ったらバラシ。残念!!

昨年の秋に竿を折られ、先月新調したこの竿では道糸5号・ハリス4号という組み合わせが絶妙のバランスらしく、多少竿を伸されてから強引に立てても切られることがなくなった。今回のバラシもやはり仕掛けは無事だった。食いが浅いのか口切れを起こしたのか、或いはスレか?

このアタリの後、1時間くらいは何のアタリもなかったので真夜中はダメか?と思い始めたが、3時近くになってやっと当たり始め、35cmくらいの鯉をゲット。今まで経験したウキ釣りの中ではまあまあの合格サイズである。前回の時は日中の釣果で24本中半分以上が20cm前後の鯉っ子だった。夜中のほうが型がいいのだろうか?それならまた70cmクラスが釣れたらいいなあと期待が膨らむ。

星が降るようなきれいな夜空である。じっとウキを見つめてひたすら没頭するが、ほとんど腕しか動かさないので次第に体が冷えてくる。5時頃になってそろそろ東の空が明るくなってきた頃に寒さはピークに達した。おそらく気温は5〜7℃くらいであろう。全身がガタガタ振るえ、歯がガチガチ鳴る。それでもウキが動いているうちは眠くならず、もっと釣りたい欲求が次から次へと沸いてくる。「釣り中毒」なのだろうか?

ひとしきりアタリが続き30分ほど沈黙する。そんなことを繰り返しとうとう夜が明けてしまった。ついに徹夜で釣りをしてしまった。初めての経験だがこれもまた楽しい。来年はもっと暖かい時期にやってみたいと思った。夜のウキ釣りは水面の照り返しがなくケミホタルの頼りない明かりだけなので、却ってアタリが取り易く目が疲れないという利点がある。ただし私は左右の視力が1.5と0.6なので遠近感がなくなってしまうが・・・

明るくなってからアタリがなくなってしまった。ここまでで10本の鯉を釣り上げた。だいたい35〜45cmくらいのものばかり。大物は出なかった。8時過ぎにmi○さんが様子を見に来なかったらまだ続けていたのではないだろうか?朝のうちmi○さんもウキ釣りをやったがアタリがなかったとのこと。どうも早朝はダメなようだ。さすがに疲れたので車の中で仮眠を取った。この時点ではブッコミは二人ともアタリなし。
 

「釣り中毒」なのだろうか?

mi○さんのウキ釣り最大サイズ


昼頃に起き出してまたウキ釣り。放っておけばいくらでもやってしまいそうだ。何だか怖い・・・

夕方になり今度はmi○さんのポイントへ行き、mi○さんが用意した七輪を囲みながら小さな水門の脇で並んで竿を出す。私が竿を出す直前にmi○さんが早速釣り上げた。これが今回のウキ釣りでの最大サイズだった。55cm。そうなるとこのポイントでも期待が持てる。

結局二人揃って真夜中の12時までウキ釣りをしてしまった。というより私がmi○さんを付き合わせてしまったと言うべきか・・・

ただ、このポイントで少し先行きが不安になる出来事があった。それはアメリカナマズが釣れてしまったということ。mi○さんと二人で5〜6本は釣ってしまった。最初の1本を釣ったのは私だったが、それ以降ウキがおかしな動きをすると嫌な予感がするようになってしまった。北浦がお気に入りのmi○さんも相当なショックを受けていた。アタリが出るたびに「これナマズかも・・・」、と合わせるのを躊躇していた。実際に掛かった魚を寄せて来るときにライトで照らしあの真っ白い腹が見えると「ちょっと白いなあ・・・」と呟いていた。

利根川や霞ヶ浦ではすっかり定着してしまい、タニシ以外の餌を使えば必ず釣れてしまうこのナマズだが、北浦だけはその数はまだ少ないと思われた。特にウキ釣りで鯉やヘラブナを狙うには「最後の砦」的な北浦だっただけに、これはショッキングである。先日の霞ヶ浦でのオフ会でウキ釣りをしたときは百発百中アメリカナマズだった。早ければ来年には同じような状況が北浦でも起こるかもしれない。

結局この日もブッコミにはアタリがなかった。隣の人は何本か上げているようだったので期待はできるのだが。

寝不足が祟って翌朝は9時頃まで熟睡。夜中もアタリなし。今日は曇りだ。起きてすぐ師匠から電話があった。最近は直接顔を合わせることが少なく、たまには一緒に竿を出したいなあと思った。

師匠からの電話が終わるとすぐmi○さんから電話が入った。先ほど70台が出たとのこと。もちろんブッコミで。とりあえず結果が出たのでこちらも気合が入る。ということでまたウキ釣り。曇り空なので日中でもウキが見やすいが、夜中と比べるとアタリが少ない。そんな中mi○さんからお茶に誘われたのでお言葉に甘える。朝釣れた鯉の写真を見せてもらうと北浦としてはスリムな野鯉体型のかっこいい鯉だ。

そんな時に再びmi○さんの竿にアタリがあったが残念ながらバレてしまった。重さはなかなかのようだったのでmi○さんはかなり悔しそうだ。相手が沖に向いて頭を振ったときに外れたようだ。

撤収予定時間まで残り僅かなので私も仕掛けを打ち換える。手間を省いてタニシは針に直付け。そしてまたウキ釣り。

午後2時頃mi○さんが撤収。本当は私もこの辺りで撤収するつもりだったが諦めきれないのでブッコミの竿の穂先をチラチラと横目で見ながら更にウキ釣り。曇り空が更にどんよりしてきて今にも雨が降り出しそうだ。天気の変わり目、何だか釣れそうな雰囲気なのだ。直付けにしたので更にアタリが出るような予感もした。一度、水門から40mくらい沖で90cmはあろうかと思われる鯉がものすごい大ジャンプを見せてくれた。大袈裟に言えば水族館のイルカのように空中で一回転したように見えた。あれはレンギョだろうか?気が付くと付近の他の釣り人は撤収していた。それに合わせるかのように魚の活性は上がってきた。

3時過ぎ、チラッと見ると何と2番の竿の穂先が入っているではないか!!やがてセンサーも鳴り出す。ついに北浦でのブッコミ釣果!?あまり走らないがギッギッとクリックが鳴る。そんなに大きくはないようだがとにかく来た。

だが、思いっきり合わせたらそのままフッと軽くなってしまった。「あちゃ〜!!」釣れないときはこんなものだろう。

やがてとうとう雨が降り出し片付け始めた。こうして今回の北浦釣行も終わった。

(終)
 


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