2006年10月20〜22日 北浦でバカンス mi○


今週はバカンスを取得しているため、金曜の午前中自宅を出発した。北浦に着いたのが午後1時半過ぎ。この辺一帯は初めて竿を出すエリアである。以前から気になっていたエリアではあったが、今回風向きが良好と判断して選択した。

何箇所か竿を出してみたい水門があったが、現地に着いてみるとどこも鯉師が入釣しており、他の水門が3箇所空いている。竿を一本取り出し、3箇所を片っ端から底探りした。いずれも底はゴツゴツしていて良好であるが、イマイチ釣れそうな感じがしない。理由は分からないが、何かピンとこない。

「さて、困ったなぁ」 少し湖面を眺めてから気を取り直し、今来た道路を後戻りすることにした。エリアが終ろうとする少し手前に、定置網がいくつか並んでいるところが目に付いた。さっきの水門よりは いいじゃないか。定置網は護岸から沖に向かって伸びている。

定置網付近の底を探ると良好である。一番端の定置網の横に竿を出すことに決めた。きっと網に沿って鯉が回遊して来るだろう。網の先端付近と岸寄りの2グループに分けてエサを打ち込んだ。漁師さんが網を上げるために舟で出入りするだろうから、落とし錘をしてラインをすべて沈めておいた。 手間はかかるが、こうすると取り込みの時もラインが絡まずにやり易い。現在無風状態。時間は午後4時。予報通りなら、明日はいい風が吹くはずだ。
 

定置網の横に竿を出す

ラインを沈めると漁師さんの邪魔にならない


夜半から風が吹き始め、護岸に波が打ち上げられるようになってきた。風速4〜5mくらいだろうか。風が強いため朝のコマセ撒きやエサの打ち返しはやらないことにした。

午前8時20分。待望のアタリを知らせるセンサー音が鳴り響く。当ったのは定置網の先端側に打ち込んだ竿である。手応えはさほどでもないが、これで鯉が食ってくる場所が見えてきた。一本目の鯉は64cm。すぐにリリースした。

日中も波が護岸を洗い続けていたが、午後3時くらいから弱まる。ここまではいい感じである。夕方早めにすべての竿のエサを打ち返し、コマセを丹念に撒いた。あとはアタリがあることを祈るだけである。

日没後、車で本を読みながら過ごしていた。午後9時頃、センサーON!! 一本目と同じ竿にヒット! 車から出ると、いい感じでクリックが鳴り響いている。タモを持って駆け寄り、すかさず竿を持って合わせる。手応えがほんの少ししかない。手前に向かって泳いできているようだ。全力でリールを巻くが、泳ぐスピードに追いつかない。時々バレタかと不安になりながらリールを巻くが、なんとか反応は感じ取れた。岸寄りまでくると、今度は沖に向かって泳ぎだす。「ギーッ!」ラインを勢い良く引き出した。この時初めて良型であることを確信した。岸寄りでしばらくやりとりした後、浮いたところを一気にタモ入れ。なかなかの重さに、嬉しさがこみ上げてくる。

アンフッキングマットに移動してハリをはずした後、サイズを測ると90を少し切っているようだ。他のポイントで竿を出しているMCFメンバーに「89cmが出た」とメールを入れた。明日の朝写真撮影するために、ライブバッグに入れてキープする。このバッグを使うのは何年ぶりだろうか・・・。

気分良く就寝し、午前4時ごろふと目が覚めた。少し車から出て外の空気を吸った後、再び戻ると、ちょうどセンサーON! 今度は岸から10m辺りにエサを打ち込んだ竿にヒット!慎重に寄せると、55cmのかわいい鯉であった。

そのまま眠ることはなく夜明けを迎えた。朝の風景を何枚か写真に納めた後、バーナーでお湯を沸かしてコーヒーを飲む。最高にうまい。

少し距離を置いた隣の水門に竿を出している、栃木鯉魂会の方が訪問して下さった。話をした後、写真撮影と検寸をお願いしたところ、快く引き受けて下さる。久々にライブバッグを使ったので、鯉が傷んでいないか心配だったが、マットの上に出してみると元気一杯でホッとする。さっそく鯉を持って記念撮影。その後の検寸で90cm強と判定。手早くリリースすると、鯉は一気に水中深く潜り込んで姿を消していった。
 

定置網の先端側で食ってきた(90cm)

すべてのウロコが綺麗に揃った鯉だった


この朝はほとんど風もなく、アタリの期待が薄かった。時計が10時をさした所できっぱり諦めて撤収開始。北浦周辺で咲き乱れるコスモス群を眺めながら帰宅の途についた。今週は一週間休みのため、二度北浦で竿を出すことができた。週の中には学校の授業参観に行って、元気に過ごす子供の姿を見ることができた。最後に、こんな贅沢な休暇を許してくれたカミサンに深く感謝したい。

(終)


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