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撮影中、私の竿にアタリがあった。カメラマンの私は手が離せないので、代わりにひでさんにやりとりしていただいた。「mi○さ〜ん、こっちは心配いらないサイズだから、ゆっくり写していいよー!」と、ひでさん。 さきちゃんの80cmをリリースしたタモで、そのままひでさんの鯉をネットイン。アタリ出すと大忙しになるのが、隅田川のゴカイ餌釣りである。結局11時台は4回アタリで3本ゲット。
お昼は、いつものように温かいものをつついたり、飲んだりして体を温めた。下げ止まりのせいだろう。12時台はアタリが途絶えた。
アタリがないと、すぐにタックル談義になるのが鯉師の性で、本日はこぶちゃんの竿作りの技術を詳しく教えていただいた。現在こぶちゃんは、隅田川用のオリジナルロッドを江戸和竿技術を駆使して製作中である。テラスでの釣りでは短い竿が使い勝手がいいため、グラスのブランクを使って鯉竿の調子を出し、細部にこだわった機能と芸術性を兼ね備えるロッドに仕上げている。最終工程が終わるのが今年夏頃だそうで、来年のゴカイ餌シーズンにデビューする見通しである。今のところ、ロッドの名称は「隅田川スペシャル」。今から楽しみである。
午後1時半、アタリが戻って来た。お辞儀した穂先はさきちゃんの竿である。71cmの鯉でこの竿には本日4本目。続いて2時20分、mi○のアタリは60台。潮が上げ始め、ラインにゴミが絡んで時々上流に向かって流される。
ふと見ると、ひでさんがこぶちゃんのテラス用タックルに巻尺を当てて盛んに寸法を測っている。手摺の形に合わせて木とゴム板で作った竿受けの取付け台が気に入ったようで、次回の釣行までに自分も作りたいとのこと。ここの手摺は上面が斜めにカーブしているので、通常の竿受けの万力が使えない。こぶちゃんのアイデアがひでさんの創作意欲を掻き立てたようである。
私の竿をみると、ラインがだらんと垂れて上流側に流されている。完全にゴミが引っ掛かっているので、一旦ラインを捲き上げてゴミをはずした。納竿まであまり時間がないが、ゴミをはずした後のハリに、短いゴカイが2匹まだ残っていたため再び投入しておいた。4時には納竿し終えてここを出発したい。先程のエサの投入から10分ほど経った3時40分、その竿を手にとってラインを回収しようとした瞬間、ぶるっと鯉の手応え。私にとってはジャストタイミング、鯉にとってはなんとも間が悪く、ちょうど食いに行ったところで竿を持ったために、偶然にもアワセた状態になったらしい。大した手応えでもなかったため、片付け始めたみんなに声もかけないでやりとりしていた。
少しするとこぶちゃんが私のやりとりに気が付き、タモを持って駆け付けてくれた。そうしている間に次第に鯉の抵抗が大きくなり、時折ラインを引きだし始めた。竿は「拙者の石鯛400」の軟調穂先を使っているため、ラインブレイクの心配はないが、口切れの恐れがあるため無理に寄せずに弱るのを待った。何度かラインを引きだした後、観念したかのように口を水面から上げ、こぶちゃんが構えたタモに納まった。
水から上げて見ると意外に大きい。ひでさんとこぶちゃんに検寸をお願いし、少し離れて結果を待っていたところ、「89cm」と言う声が聞こえた。偶然当たっちゃったとはいえ、嬉しいサイズである。それに胴体が丸太のように太っていて、サイズ以上にこの重さが何とも嬉しい。記念撮影で鯉を持ち上げて姿勢を整える時に、こぶちゃんにアシストして頂き、シャッターはひでさんに切って頂いた。かじかんだ頬が思わずほころんだ。
本日は4人で竿7本、アタリ15回、釣果13本。まずまずの結果だが、場所によってアタリがある竿とない竿がはっきり分かれている。食ってくるエリアが非常に狭いポイントだと感じた。納竿時のラッキーな釣果を最後に、今回の隅田川釣行会は終了した。
携帯に入ったメールを見ると、「宇都宮は雪で真白」とカミサンからの情報。ここももうすぐ降り始めるのだろうか。やっぱり、こぶちゃんの予報は正確だなぁ。
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