How to > 鯉の扱い方 > キープとリリース


鯉のキープ


鯉を釣り上げたら、出来るだけダメージを与えないようにすぐにリリースするのが基本ですが、夜中や自分ひとりの時に釣り上げて、後で写真撮影などする場合は一時的に鯉をキープしておく必要があります。かつてはエラにロープを通して繋いでおく方法が主流でしたが、これだとエラが傷ついてリリース後の生存率が低下してしまいます。そこで、最近では大鯉研究所などから発売されているライブバックが使われることが多くなりました。

ライブバックは両端が開口した筒状のもので、開口部周辺にはロープを通すための穴がいくつか開いています。さらに内部の鯉が酸欠にならないように水通し穴がたくさん開いています。一端を予め丈夫なロープで縛っておき、袋状にしておきます。開口側から鯉の頭にかぶせ、ヒレなどが引掛からないように注意しながら徐々に入れていきます。全部入ったら開口側もロープで縛ります。ロープは長めのものを使い、岸に繋いでおけるようにします。バックの下の方にはオモリをつけ、水に沈みやすくなるようにします。オモリは周辺の大き目の石や、仕掛けのオモリなどを使ってもいいでしょう。水に沈める際は、はじめはバックに水が入らずペシャンコになりますから、ロープを持って少し水の中でバックを動かします。十分に水が入って膨らんできたら沈めるようにします。
 

[写真1] ライブバックを頭の方からゆっくりかぶせる

[写真2] オモリを付けると水に沈めやすい


水に沈める場所は河川ならなるべく流れが穏やかなところ、北浦や霞ヶ浦では水門周りやホソなど波の影響を受けにくいところが適しています。さらにロープは出来るだけ丈夫なものにしっかりと縛るようにします。水門のように手すりがある場合はそれに縛りつけ、何もない場合はピトンやアングル竿掛けなどを地面に打ち込んでこれに縛り付けます。さらに注意すべき点は、ライブバックが波に揉まれたときに、ロープが護岸コンクリートの角に擦れ、ロープが切れることがないように縛る位置を工夫しましょう。
 

[写真3] ホソに沈めたライブバックを引上げるひでさん

[写真4] タモに入れて水中でそっとリリース


鯉のリリース


ライブバックから鯉を取り出す場合は特にヒレを傷めやすいので、細心の注意が必要です。出した鯉をタモに入れて岸に移動し、ゆっくりと水中でリリースします。タモ網に背鰭のギザギザが引掛かって取れなくなる場合がありますが、無理に扱わずに手で取ってあげます。はじめは水中で横たわっていても、やがてゆっくり泳ぎだして行くでしょう。
リリース時に注意しなければいけないことは、鯉を手に持って岸まで移動しようとすると、時として途中で鯉を地面に落として傷つける場合があります。面倒がらずにタモにいれて移動しましょう。また、鯉を遠くから水に放り出したり雑に扱ってはいけません。楽しませてくれた鯉に感謝しながら優しくりりースしましょう。
 


Copyright (C) MCF Japan. All Rights Reserved